奈良県生駒郡安堵町の鑑定評価
生駒郡安堵町の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社香芝支店は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、奈良県生駒郡安堵町をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、奈良県生駒郡安堵町をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。生駒郡安堵町の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社香芝支店まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
以下は、以前、生駒郡安堵町の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。
① 市区町村の概況
安堵町推計人口(2013年9月1日現在)
人口密度 1,810人/平方キロメートル
a. 沿革
安堵町は奈良県北西部に位置し、東と北は大和郡山市、西は斑鳩町、南は河合町と川西町に接する、東西約1.5km、南北約2.9km、4.33k㎡の町域で、かつては大和川の水運で栄え、戦前には天理軽便鉄道が走るなど交通の要綱であった。明治22年東安堵、西安堵、笠目、窪田、岡崎の5村が統合し安堵村となり、昭和61年に奈良県下21番目の町となって現在に至っている。
b. 人口の状態
人ロ・世帯数の推移は下の通りで、人口の減少、世帯数の増加傾向にある。
c. 交通施設の状態
町域の北西部、斑鳩町とのほぼ境界に沿ってJR大和路線が走るが、町域内にはJRの駅はなく、斑鳩町の「法隆寺」、大和郡山市の「大和小泉」駅が最寄り駅となっている。両駅からの大阪都心の「JR大阪」駅までの所要時間は1時間程度、「奈良」駅までは10分程度である。バス路線としては「法隆寺」駅と町域内の住宅団地を結ぶ奈良交通バス路線が運行されているが、閑散時の本数が少ないので、町域内の移動はもっぱら自家用車等による。
d. 道路整備の状態
町域の中央を東西に走る県道天理斑鳩線をメインストリートに総延長約71kmの町道が整備され、ほぼ100%の舗装率である。しかし、古くからの集落内道路は幅員4m未満の狭隘な道路も多く系統や連続性に劣る。また西名阪自動車道が町域の中央部を斜めに横断しているが、町域内にはインターチェンジはない。都市計画道路としては安堵南北線と安堵王寺線がある。
e. 供給処理施設の状態
町営水道の給水率はほぼ100%である。都市ガスは一部の開発住宅地には供給されている以外はLPガスである。下水道は平成17年から東安堵等の一部で供用が開始されて以来、急速に整備が進められ、現在の普及率は88.2%である。
f. 商業施設の状態
町域内には大規模な商業施設はなく、県道天理斑鳩線沿いに小規模な小売店等が散見される程度である。
g. 商圏及び顧客の状態
町域の商業施設は近隣住民の日常消費商品の需要の一部に対応するもので、食料品や日用品等の買い回り品はJR法隆寺駅や大和小泉駅周辺の商業施設に依存している。
h. 将来の動向・その他
農家集落を主体とする農村地帯に昭和50年代からバブル崩壊まで開発住宅地が次々出現し、大阪圏のベッドタウンに変貌した。平成17年の国勢調査によると持家率は72.2%で、奈良県全体の72.6%(平成22年は72.8%)とほぼ等しく、平成22年の国勢調査の発表が待たれる。大都市近郊の戸建住宅地として将来とも現在の状況を維持するものと思料する。
(最近の市場の需要動向)国勢調査によると奈良県は他県で仕事に従事する人の割合が29.9%と全国で最も高いことから住宅地は交通接近条件と利便性が重視される。安堵町の住宅地は交通接近条件等に劣ることから競争力が低下しており、地価の下落基調が続いている。 なお、西名阪自動車道の南側に準工業地域には住江織物等の大規模工場が操業しており発展が期待される。
生駒郡安堵町の不動産鑑定評価については、弊社までお気軽にご連絡下さい。
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