奈良県香芝市の鑑定評価
香芝市の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社香芝支店は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、奈良県香芝市をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、奈良県香芝市をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。香芝市の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社香芝支店まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
以下は、以前、香芝市の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。
① 市区町村の概況
香芝市の市域面積：24.23平方キロメートル
人口密度 3,203人／平方キロメートル
a． 沿革
当市は奈良盆地の西部に位置し、西は二上山を境に大阪府に隣接し、東は大和高田市に隣接している。昭和31年4月1日に五位堂村、下田村、二上村、志都美村の4ヶ村が合併して香芝町となった。その後平成3年10月1日に奈良県下10番目の市として市制が施行され、現在に至る。
b． 人口の状態
平成17年国勢調査における人口増加率は前回比11.8％と全国3位の高い数値であった。
ここ数年人口は年率約1％をやや下回り、世帯数は同約2％程度の増加率を示している。
各種規模の住宅地の分譲・入居によるものであり、今後も当面はこの傾向で推移すると予測される。
c． 交通施設の状態
JR和歌山線（志都美、香芝、JR五位堂駅）、近鉄大阪線（五位堂、下田、二上、関屋駅）、近鉄南大阪線（二上山駅）の各線が市内を通り、大阪中心部まで1時間以内の圏域である。特に近鉄大阪線の利用者が多く、五位堂駅は大阪上本町駅まで約25分の快速急行停車駅であり、当駅北側は近年商業地域として発展傾向にある。奈良交通バスが真美ヶ丘ニュータウンやJR王寺駅方面へ運行しているほか、市役所を基点として市営バスが運行されており、市内各方面へのアクセスに役立っている。
d． 道路整備の状態
市内の主要道路は、中央部に国道165号、北部に西名阪自動車道が東西に走り、南北には国道168号が通じている。平成9年に近鉄下田駅南側駅前広場・近鉄二上駅北側駅前広場、平成13年4月に近鉄関屋駅北側駅前広場・近鉄二上駅南側駅前広場、平成23年10月に近鉄下田駅北側駅前広場、平成24年5月にJR志都美駅西側駅前広場が供用開始された。中和幹線は「真美ヶ丘地区～県道上中下田線」、「逢坂8丁目付近～国道165号」の区間が開通し、工事が進められていた。県施行下田工区1.1ｋｍ及び市施行逢坂工区1.1ｋｍが平成24年3月に供用開始された。中和幹線は事業開始から32年を経て、香芝市田尻から桜井市脇本までの全線22.2ｋｍがつながった。
e． 供給処理施設の状態
上水道はほぼ全戸に給水している。公共下水道普及率は平成22年4月末で約58％、処理区域面積約634.37haである。都市ガスは真美ヶ丘、西真美、高山台、旭ヶ丘あしびハイツ、近鉄藤山台、関屋青葉台、五月ヶ丘等近鉄大阪線の北側地域を中心に供給が進んでおり、東良福寺団地、日生団地等は法定簡易ガス集中方式である。
f． 商業施設の状態
当市の主要な商業地域は、近鉄下田駅及び五位堂駅周辺を中心とする地域であり、近年は下田及び西名阪道を中心とした国道168号沿いに新規出店が見られる。五位堂駅北側の商業地は、背後地の真美ヶ丘ニュータウンの人口増、五位堂駅前北土地区画整理事業（計画面積15.08ha）の完了、五位堂駅北第二土地区画整理事業（計画面積17.6ha）の進展、近鉄急行の停車の実現等で、商況は今後活発化していくと考察される。
g． 商圏及び顧客の状態
当市の主な商業施設は近鉄下田駅周辺の複合商業施設「ジャンボスクエア香芝」（近商ストア、ミドリ電化、その他各種専門店が入店）、真美ヶ丘ニュータウン内の「エコールマミ」がある。顧客は大阪市、中南和の中核都市である橿原市、大和高田市の大型店に流出気味であったが、平成20年3月にオークワ香芝IC店、同4月に大手家電量販店ヤマダ電機「テックランド香芝店」が開店した。商圏は一部隣接市にも及んでおり、上記大型店の出店に伴いやや拡大傾向にある。
h． 将来の動向・その他
当市は従来近郊農村地帯並びに靴下工業・染物工場等の中小企業を中心に推移してきたが、鉄道網の充実（近鉄大阪線・南大阪線・JR和歌山線）等による交通・接近条件の優位性から、近年は大阪を中心とする一大ベッドタウンの地位を占めつつあり、市内の各所に大中小規模の住宅団地が数多く形成されている。大規模住宅団地の主なものを見ると、①真美ヶ丘（香芝市部分104ha）、②香芝市白鳳台（尼寺・平野地区23.4ha）、③旭ヶ丘（今泉・上中・逢坂・穴虫地区78.79ha）、④高山台（穴虫地区43.5ha）がある。急速な人口増に対して都市基盤の整備は遅れをとっており、幹線道路の早急な整備や中心市街地の再開発等が課題である。
香芝市の不動産鑑定評価については、弊社までお気軽にご連絡下さい。
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